2016年8月4日、アトラスから
ニンテンドー3DS向けにリリースされた「
世界樹の迷宮V 長き神話の果て」は、人気ダンジョン探索RPGシリーズの最新作です。この作品は、
2012年の前作『
世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』以来のナンバリングタイトルであり、好評を博しました。特にシリーズ初の限定版が同時に発表され、アートブックなどの豊富な特典が付属していた点も話題を呼びました。
概要
本作では、従来のシリーズから一新され、舞台は「アルカディア」と呼ばれる神秘的な世界に設定されています。特長的なのはキャラクター作成システムの強化で、プレイヤーは多様な種族や職業からキャラクターを自由に選択でき、自分だけのパーティを組むことが可能です。また、他の作品に比べて攻略に際して特定の職業を必須としないため、初心者に対しても優しい設計がなされています。加えて、難易度調整オプションが用意されているため、更に幅広いプレイヤーに楽しんでもらえるよう配慮されています。
ストーリー
物語は、世界樹のそばにある街「アイオリス」で始まります。長い間禁足地とされていた世界樹への挑戦が許可され、アルカディアの冒険者たちが集結します。彼らはそれぞれの思いを胸に、未踏のダンジョンへと足を踏み入れることになります。
システム
プレイヤーキャラクター
ゲームスタート時には、新人冒険者として
ギルドを立ち上げ、自由にキャラクター作成を行います。キャラクターは種族や職業、カラーリングなどを選ぶことができ、仲間たちと共に冒険の旅に出ます。また、前作同様にすれ違い通信による
ギルドカードの交換機能も用意されています。
ボイス機能
本作ではキャラクターに声を与える機能が実装され、多彩な声優が担当する40種のボイスから選べることが魅力のひとつです。さらに公式サイトからQRコードを利用してNPCのボイスもカスタマイズできるため、プレイヤーは自分だけの個性を強調できます。
戦闘システム
戦闘は古典的なコマンド選択式で、各キャラクターが持つスキルを駆使して敵と戦います。行動によって冒険者の「ユニオンゲージ」を貯めることができ、特定まで貯まれば強力な「ユニオンスキル」を発動することが可能です。ダンジョン内には通常モンスターのほか、F.O.E.と呼ばれる視認できる強敵も存在し、プレイヤーの戦略が求められます。
マッピングとアイテム
ダンジョンを探索する中で、アイテムや資材が獲得できます。迷宮内で集めた食材を使ってHPやTPを回復し、料理のスキルを活かす場面もあります。また、
ギルドカードの情報をQRコードでやりとりして、仲間との絆を深めることも可能です。
職業とキャラクター
「
世界樹の迷宮V」には、プレイヤーが選べる4つの種族とその職業が存在します。
- - アースラン族(例:フェンサー、ドラグーンなど)
- - ルナリア族(例:ウォーロック、ネクロマンサーなど)
- - セリアン族(例:マスラオ、ハウンドなど)
- - ブラニー族(例:ハーバリスト、シャーマンなど)
職業ごとに特化した二つ名(スキル)が用意されているため、戦略に応じてキャラクターの育成を進める楽しみがあります。
ギルドメンバーとNPC
物語には多彩な背景を持った街の人々や冒険者たちが登場します。アイオリスの宿を営むジェネッタや、アイオリスを守る衛兵たち、冒険者たちのクエストを管理するメリーナなど、多様なキャラクターがプレイヤーをサポートします。
まとめ
「
世界樹の迷宮V 長き神話の果て」は、鮮やかなグラフィックと深いストーリー、自由度の高いキャラクター作成が特徴のダンジョンRPGです。新たな冒険の舞台で、プレイヤーはエキサイティングな探索と戦略を楽しむことができ、シリーズへの新しい入り口としても推奨されています。